記憶のメカニズム

記憶のメカニズム

記憶とは情報を保存すること、または保存された情報を指します。

記憶と言っても頭の中で行われる処理は一口では語れません。

脳がどのように記憶するのかを見ていってみましょう。

情報は神経細胞に保存される

脳内に入ってきた情報は神経細胞に保存されます。
神経細胞は色々なところに張り巡らせられていますが、記憶に大きく関わるのは海馬と大脳皮質という2つの部位です。

短期記憶と長期記憶

記憶には短期記憶と長期記憶の2種類が存在します。

それぞれの記憶場所については、

短期記憶・・・海馬
長期記憶・・・大脳皮質(神経細胞)

となっています。

記憶の順序は短期→長期と決まっています。

海馬に一時保存された情報の内、本当に必要なものだけが大脳皮質へと送られることになります。

必要なものというのが鍵で、それに関しては記憶力をアップさせる方法で見ていきます。

記憶は忘れてしまうもの

脳は重要度の低い情報から忘れてしまうものです。

同じ情報を何度も送ることで重要度を高いと認識してくれるのです。

新しい情報を得るとその前の情報は忘れやすくなってしまいます。

忘却曲線

ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが発表したものが有名です。

自らの実験によって、時間の経過で忘れた内容を取り戻す際に、どれくらいの労力が節約できるかを導きました。

これは節約率として表現され、初回記憶に掛かった時間・回数の何割を省けたかを表しています。

結果は、

20分後・・・58%
1時間後・・・44%
9時間後・・・36%
1日後・・・34%
2日後・・・28%
6日間後・・・25%
30日間後・・・21%

でした。

気をつける点は、覚えている内容のパーセンテージではないことです。
また、この実験に使われたのは不規則かつ無意味な単語なので、実際の勉強ではここまで急激な忘却は起こらないとされています。

記憶方法の種類

記憶には以下3つの種類があります。

  1. 知識記憶
  2. 経験記憶
  3. 方法記憶

それぞれ順に見ていきましょう。

知識記憶

情報を単に一つの知識として覚える記憶方法です。
だいたい15歳前後で衰え始めます。

経験記憶

知識記憶と入れ替わるように発達します。
人間にしかない記憶方法と言われています。

情報を深く理解し、仕組みや法則とともに記憶します。
また、別の情報(その時の状況や感情など)と結び付けることができます。

方法記憶

古来より動物に備わっています。
何かを覚えるには、それを覚える方法というものが無数に存在します。
その覚える方法を使って情報を覚えるのが方法記憶です。

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